- 移住
- 家族構成:夫+子2名
- 職業:ダイビングショップ代表
いちき串木野市出身。大阪や福岡での生活を経て10年前にいちき串木野市にUターン。鹿児島市で働きながら、旦那さん、3歳の長女、1歳半の長男の4人暮らし。
今回お話を伺ったのは、いちき串木野市出身で、いちき串木野市にUターンして10年になる上迫田さん。鹿児島市・天文館にあるホットヨガスタジオでインストラクターとして働きながら、旦那さん、3歳の長女、1歳半の長男と4人で暮らしています。鹿児島市へ通勤しつつ、地元で子育てをする日々。そのリアルな暮らしについてお話を伺いました。
【目次】
上迫田さんの勤務先は、鹿児島市の中心部・天文館。通勤にはJRを利用しています。最寄りの神村学園前駅から鹿児島中央駅までは、およそ35〜40分。そこからはバスや市電、徒歩を使って職場へ向かい、家を出てから約1時間ほどで到着します。
「車で行くより早いんですよね」と上迫田さん。朝夕の渋滞を気にする必要がなく、時間が読みやすいこともJR通勤の大きなメリットです。
電車での移動時間は、上迫田さんにとって貴重な“自分の時間”。YouTubeやNetflixで韓国ドラマやアニメを楽しんだり、仕事のレッスン動画を見て予習や復習をしたりと、その過ごし方はさまざまです。
「仕事が終わって、子どものお迎えや夕飯の準備に向かう前に、電車の中で一息つける。この時間があるから、ONとOFFを切り替えられる気がします」
鹿児島市へ通える距離にありながら、慌ただしすぎない。そんな立地が、今の暮らしを支えています。

高校ではエステを専門として学び、卒業後は大阪でエステティシャンとして働いた上迫田さん。その後、美容師の専門学校に通い直し、美容師としての経験も積んできました。
「ずっと“見た目を整える仕事”をしてきたんですが、だんだん身体の内側から整えることの大切さを感じるようになって」
そんな思いから通い始めたのが、ヨガでした。生徒としてレッスンに通い始めて3ヶ月ほど経ったある日、レッスン後にスタッフから「インストラクターになってみない?」と声をかけられたといいます。
当時は、これまでの仕事に以前ほど情熱を注げなくなっていた時期。「新しいことにチャレンジしてみよう」と思い切ってインストラクターへの転職を決意しました。
今では、ヨガインストラクターとして体と心の両方に向き合う仕事にやりがいを感じながら、家庭との両立を続けています。
上迫田さんが、子育てを通して改めて実感したというのが、いちき串木野市の支援の手厚さです。



「子どもが生まれるまでは、仕事中心の生活でした。初めての育児で、急に社会から切り離されたような感覚になってしまって」
そんなときに心の支えになったのが、市内の子育て支援センターでした。育児休業中によく利用していたのは、串木野地区の「さわやか子育て支援センター」と、市来地区の「子育て支援センター“きらきら”」です。
「『さわやか』は、年齢ごとに分かれているのがいいですね。月齢の近い子どもを育てているお母さん同士で、自然と話せる雰囲気があります」

“寝ない、食べない”といった、同じ悩みを共有できることが、大きな安心につながったといいます。また、少し月齢が上の子どもたちの様子を見ることで、「次は離乳食が始まるんだな」などと、これから先の見通しが持てたことも心強かったそうです。
支援センターでは、離乳食や子どものスキンケアなどの講座も開催されており、初めての子育てでも必要な情報を得やすい環境が整っています。保育士の先生たちが子どもの名前を覚え、成長を一緒に見守ってくれることも、上迫田さんが魅力に感じている点です。
また、年に2回行われるフリーマーケットも、子育て世代にはうれしい取り組みのひとつ。
「50円くらいで服が買えるので、保育園の着替え用にとても助かっています」

成長が早く、汚れることも多い子ども服を無理なく揃えられる仕組みもうれしいポイントです。
いちき串木野市には、子ども連れでも利用しやすい飲食店が点在しています。
座敷があるお店や、バウンサー・子ども用の椅子を貸してくれるお店、個室で周囲を気にせず過ごせるお店など、外食の選択肢が身近にあることも、子育て中の家族にとっては心強いポイントです。
一方で、暮らしているからこそ感じることもあります。
「もう少し遊具が充実した大きな公園や、雨の日でも遊べる場所があればいいなと思います」

広い駐車場があり、子どもたちが思いきり体を動かせる場所となると、薩摩川内市や日置市まで足を伸ばすこともあるそうです。いちき串木野市でも、今後さらに”子どもの遊び場”の選択肢が増えることを期待しています。
今夏に、長崎鼻に雨天でも遊べる公園ができるので、いちき串木野市での遊びの選択肢が増えそうです。
上迫田さんは、地元を離れ、大阪や福岡といった都市部で暮らした経験があります。その時間があったからこそ、今のいちき串木野市での暮らしの良さを、より実感できていると話します。
「大阪の中心部に住んでいた頃は、車の音がずっと聞こえていて、どこか落ち着かない感じがありました」
地元に戻って感じたのは、夜の静けさ。夜になると周囲は「シーン」と静まり返り、聞こえてくるのは虫の声だけ。そんな環境に、自然と心が落ち着いていくのを感じたといいます。
「若いときは刺激が欲しかったけど、子育てする環境としては最高だなって思います」

静かな暮らしと、必要なときにアクセスできる都市のにぎわい。その両方があるのも、いちき串木野市ならではの魅力です。
また、自然や農業が日常に溶け込んでいることも、このまちの特徴のひとつ。散歩の途中で畑の近くを通ると、地域のおじいちゃんが育てた野菜を子どもに持たせてくれることもあります。
「そういう何気ないやり取りがあるのが、うれしいですね」
人との距離が近すぎず、それでいて温かい。自然の中で育まれる地域とのつながりが、日々の暮らしをやさしく支えています。
いちき串木野市は、仕事でのキャリアと、自然豊かな環境での子育てを「欲張れる」場所です。
都会に比べると、ほどよく体温を感じられる。でも、距離感が近すぎるわけではない。
困ったときは支え合い、日常のふとした瞬間に野菜を譲り合うような、そんな心地よい距離感のつながりがいちき串木野市にはあります。
仕事や買い物では鹿児島市の利便性をフルに活用し、オフの時間は静かな環境で、地域の人や家族とじっくり向き合う。
「家族の時間も、自分のキャリアも、そして何より人との心の通い合いも諦めたくない」 そんな人にとって、いちき串木野市はきっと、“ちょうどいい”暮らしが見つかる場所なのかもしれません。