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東京から島暮らし経由でたどり着いた場所
- 家族構成:夫婦
- 年代:40代
- 職業:発酵料理研究家
今回お話を伺うのは、4女1男のママ&studio hananchi運営に奮闘する石神華英さん。
大士さん(夫)の転職を機に夫の地元であるいちき串木野市へIターンして10年。
いちき串木野市に暮らしながら日々子育てをする中で感じる想いや、転勤族の妻として全国様々な場所で暮らしてきたからこそ感じること、田舎あるある等、良いところも悪いところも全部ひっくるめてお話していただきました。
【目次】
宮崎で生まれ育った私は、夫がゼネコン勤務だったこともあり全国各地を転々としていました。
福山→広島→山梨→東京と2年おきぐらいのペースで移動していましたね。
東京では夫婦+3人の子どもとの5人家族で生活していました。
小さい子どもを3人抱えての電車移動は難しく、なかなか外で遊ばせる機会も減っていたと思います。
夫の転職です。夫婦共に東京での生活に疲れてしまった部分も大きかったと思います。
旦那がいちき串木野市出身なんですけど、帰省のタイミングと市役所試験のタイミングが重なったので受験させてみたら合格してしまって。笑
それを機に夫の実家の隣(おばあちゃん家だった空き家)へ引っ越してきました。
10年前のことになります。
ご近所さんの優しさは感じましたね。
旦那の故郷であることも大きいと思うんですけど、我が家のことを知ってくれてる人がご近所さんに多い分、子ども達のことも含めてなんとなくいつも気にかけてもらえてる感覚があります。
転勤族時代一番大変だったことは、子育て中の孤独だったんです。
見ず知らずの土地で誰も頼れる人が居ない中、どこに頼ったら良いかも分からなくて。
「何かあった時に私ひとりで子ども達を守らないといけない」っていう不安にずーーーっと押しつぶされそうでした。
いちき串木野市に来て一番良かったことは、家事育児に参加する余裕が夫に出来た&隣に夫の実家があるので、ずっと抱えてた孤独感が半分ぐらいに軽減されたことですね。
ご近所さんとの関係性が都会と比べて濃いなとは思いますね。
良い面ももちろんたくさんあるんですけど、プライベートな話題が噂としてすぐ回って来たり。笑
都会の距離感に慣れている方だと、距離感の近さがしんどいと感じる人も居らっしゃると思います。
中学3年生の長女から4歳の末っ子まで5人の子ども達のママをしながら、自宅の1階でstudio hananchiという施設運営&ピラティス講師として働いています。
studio hananchiではピラティス&キッズダンススタジオやよもぎ蒸し、マッサージスペース、レンタルスペースとして利用していますね。
産後に友人のピラティスレッスンを受けたことがきっかけで、ピラティスの資格を取って。
小さなチャレンジを繰り返しながら少しずつ前に進んでいます。
一番やりたいこととしては、ママさん達が自分の身体機能を回復させることで、やりたいことにどんどん挑戦していけるようなお手伝いができれば良いなと思ってます。
挑戦できる人を増やすお手伝いをすることで、地域が盛り上がっていく。
地域が盛り上がることで、毎日楽しく暮らせる人が増える。
みたいな未来が理想です。
いちき串木野市は自然が好きな人の移住先として向いてるエリアだと思います。
注意点をあげるとするなら、地域性がエリアごとに違ったりするので、移住前に情報を集めて、向いてる地域へ移住するのが良いかも。
私が住んでる場所は近隣住民のみなさん良い方ばかりなんですけど、近所にどんな方が住んでるかみたいなことも、移住する際には情報として手に入れられたら良いかもしれません。