- 働く
- 移住
- 家族構成:単身
- 年代:20代
- 職業:会社員
いちき串木野市に「ちょっとしたご縁がある方」もこのサイトではご紹介していきます。今回は、ほぼ毎日お子さんの送迎でいちき串木野市に通っているというSさんにお話を伺いました。住んでいないからこそ見えていること、感じていることを語っていただきました。
【目次】
いちき串木野市に住んではいませんが、“ほぼ毎日通っている”という方がいます。いちき串木野市から車で約30分、近隣の自治体にお住いのSさん。
お子さんが神村学園初等部に通っているので、その送迎をしています。学校へ車で送った後は自宅へ帰らずにいちき串木野市内に滞在し、夕方学校へお迎えに行く――そんな生活をしているので、いちき串木野市に住んではいませんが滞在時間は長いのです。
Sさんのお子さんは、幼稚園から神村学園に通っています。
自宅近くの幼稚園は、兄弟が通っている家庭が優先され、入ることができませんでした。通園バスのある幼稚園を探していたところ、神村学園は通園バスがあることを知り、子育て支援事業「エンジェルキッズDay」という体験会に参加。手厚いサポート体制を確認することができたそうです。また、Sさんの夫もかつて神村学園の幼稚園に通っていたという“ちょっとしたご縁”も、入園を決める後押しとなりました。
お子さんが幼稚園の年中の頃から、神村学園の初等部への進学を希望。オープンスクールに参加して非常に気に入ったこともあり、そのまま初等部へ入学となりました。
神村学園初等部は少人数制で、1学年1クラス。児童一人ひとりのペースに合わせた柔軟な学習環境が提供されています。また、学童クラブもあるので、放課後や長期休業中には宿題や自習をして過ごせます。
Sさんのお仕事は、ウェブ関係のフリーランス。Wi-Fi環境が整っていればどこでも作業ができるので、お迎えまでの時間をいちき串木野市で過ごすことが多いんです。
PC充電用のコンセントがあって作業できる場所、いちき串木野には少ないんですよ。
マクドナルドにはコンセントがあるけど、落ち着いて作業できないし、ジョイフルやモスバーガーにはコンセントがなくて..
いちき串木野市で作業ができる場所を求めて回った経験を話してくれました。
いちき串木野市にはコワーキングスペース「MINATOよりあいオフィス」もありますが、Sさんは
集中できる場所なのは間違いないんだろうけど、スーツを着た人が出張中に利用するような堅いイメージがあって入りづらいんですよね。でも今度、思いきって入ってみようと思います!
と、正直に語ってくれました。
コンセントやWi-Fi環境が整っていて、ふらっと立ち寄って作業ができる場所が多くあれば、“パソコン1台あれば作業ができる”という方の選択肢が増えて、過ごしやすくなるのかもしれません。
いちき串木野市に通っているうちに、住んでいる方との交流もあり、知り合いも増えてきたSさん。そのなかで感じることは「自営業やフリーランスで働く女性やママさんが多い」ということ。
ピラティスやヘッドスパなどのサロンを自宅で開いている方も身近にいるそうで、キラキラ、自分らしく働いている人が多いこともいちき串木野市の魅力。いちき串木野市は0歳から保育料が無償なので「女性の働き方を市全体として後押ししているのではないか」と語ってくれました。
また、「健康への意識が高く内側からの健康を意識している方が多い」とSさんは言います。
発酵食ラボhttps://hakkolab.com/のようなお店や、有機野菜を使ったお菓子屋さん、ヨガやピラティスを習えるスタジオ、よもぎ蒸しを提供するサロンなど、内側からの健康にアプローチする選択肢が多いです。Sさん自身も、体を動かして整える習い事をいちき串木野市内で始めました。こうした環境が、働く女性の健康維持に役立っていると感じています。
さらに、「EAT de 健康メニュー」として、生活習慣病の予防につながるバランスのよい食事を提供する飲食店も複数あり、日常のなかで健康を意識できる環境が整っています。https://www.city.ichikikushikino.lg.jp/kenko1/kenko1/eatdekenkomenu.html
Sさんのお子さんは、今年の夏からいちき串木野市で習い事を始めました。神村学園初等部は1年生から7時間授業のため、学校が終わるのが午後4時過ぎ。その後、教室で宿題をしてから習い事へ向かうため、自宅に戻る頃にはかなり遅い時間になってしまいます。夕食の時間を確保するのも難しく、今後習い事の種類が増える可能性もあるため、いちき串木野市への移住も視野に入れ始めているそうです。
学校の近くに住むことで、下の子が小学校に入学したら兄弟で毎朝一緒に歩いて学校に通えるわけじゃないですか。手をつないで通学する姿を想像すると微笑ましくて。笑
一方で、移住を検討する際の大きなネックとなっているのが“自治会への参加”。現在住んでいる地域では、神社や公園の清掃、花壇の手入れなど多数の行事があり、参加しないと罰金として1回数千円支払わなければならず、年間1万円以上の出費になることもあるそうです。働きながら多数の行事に参加しなければいけない状況が「ものすごくストレス」だと語ります。
そのため、いちき串木野市に移住したとしても自治会行事への参加が負担になるのではないかと懸念しているSさん。「どのエリアなら比較的心穏やかに暮らせるのかを慎重に見極めたい」と考えています。
神村学園にお子さんが通うようになり、いちき串木野市とのご縁ができたSさん。通う&過ごすことによって、よりいちき串木野市のことを深く知るようになったようです。
「通う」だけでは見えてこなかったことが「過ごす」ことで見えてきたので、移住した後のイメージもしやすいのかもしれません。
「移住」は人生の中でも大きなできごと。だからこそ、慎重になったり不安になったりるのは当たり前だと思います。まずは、移住を検討しているまちに「行く」ことから始めて、次に「過ごす」にステップアップしてみてはいかがでしょうか。買い物をする、地元の方とコミュニケーションを取る、車や公共交通機関を利用して移動をしてみる…そうすることで、よりリアルに移住後の生活がイメージできるはずです。
いちき串木野市に興味のある方は、ぜひ一度「暮らす」をイメージしながら滞在してみてくださいね!
この記事を書いた人:
とこ
生まれも育ちも鹿児島の1児の母。子育て奮闘中!寝かしつけながら寝落ちするのが至福の時間。食べることと喋ることが大好き。デジタル音痴ですが、人との交流を大切に、いちき串木野の魅力を伝えていければと思っています。